読売新聞 2024/12/02 | |
見出し | 野菜生産が酷暑で窮地、「水やってもお湯かけるよう」 |
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本文 | 近年の酷暑で、野菜の生産に悪影響が出ている。高温による生育不良で収量が減るとともに収穫時期が変化し、同じ種類の野菜を通年で確保する産地リレーが途切れる現象が起きている。 「35度超の日が続き、植えても枯れてしまう苗が多かった。収量は予定より2~3割少なくなりそう」。キャベツを生産する「備中しお風ファーム」(岡山県笠岡市)の社長、藤井仁一朗さん(23)は表情を曇らせる。 苗を植えたのは例年通り8月20日頃。9月は、平均気温が25度を下回ったのは2日間だけという猛暑が続き、10月も下旬まで20度以上の日が続いた。キャベツの生育の適温は15~20度とされている。 |