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朝日新聞デジタル 2018年9月6日
見出し

北海道の全戸停電、復旧めど立たず 震度6強の地震

本文 北海道電力によると、苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所が大きな被害を被ってダウンしたため、電力の需給バランスが崩れ、他の火力発電所などが連鎖的にストップした。

それに伴い、泊(とまり)原子力発電所の外部電源が喪失し、非常用ディーゼル発電機によって燃料プールにある使用済み核燃料の冷却を継続している。現在のところ異常は確認されていないということだ。ディーゼル発電機の燃料は、少なくとも7日分は確保されているそうだ。

総評

出題者から皆様へ

今まで何度も証明されてきたように、原発をこれほど地震の多い日本で使用するのは本当に無謀なことです。ようやく電力会社こそ選べるようになりましたが、メリットを享受する電力消費地ではなく、人口の少ない立地地域の住民がリスクを負うという大きな矛盾や、使用済み核燃料の再処理と行き場のない高放射性廃棄物の問題など、課題を挙げればきりがありません。
原発を利用しない電力会社に切り替えることで、消費行動を通して政治的意思表示をすることも一つの方法ですが、他に私たちに何ができるのか考えさせられます。

今回の課題では、原子力分野の用語がいくつか登場しました。普段なんとなく読み飛ばしてしまいがちな専門用語を改めて調べてみることで、日本語記事の意味の理解も深まったのではないでしょうか。このような用語には定訳が存在するため、創作ではない定訳を入れることが必要です。詳しくは解説と講評でご説明していきます。

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