総評
出題者から皆様へ
東京の隣県では、まさにスポンジ化を実感します。親世代が若かった頃に、やや不便ながら比較的安価に入手できた郊外の土地は、年月を経て価格が高騰。子世代にとっては、都会ほど便が良くない割に手が出ない存在に。
地価の下落が国の崩壊を招くなどと叫ばれていますが、本当にそうなのでしょうか。地価が下がれば、スポンジ化の進む郊外の広い土地に住むことができる。住宅ローンも少なくて済む。その分のお金を他の消費に向けて経済が回る。そうは行かないものでしょうか。
特に第1段落の各文の時間的な関係と、自然な英文を作るには日本語をどのような補足すべきかに留意しながら訳し上げたいピースです。