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毎日新聞 2015年03月09日
見出し

独メルケル首相:「脱原発の理由、福島事故を目にして…」

本文 来日中のドイツのメルケル首相は9日、東京都内で講演し、ドイツが2011年3月の東日本大震災直後に、エネルギー政策を転換して脱原発を決定した理由について「極めて高度な科学技術を持つ国で福島のような事故が起きたのを目の当たりにし、(原発には)予想できないリスクが生じることを認識した」 と述べた。

福島第1原発事故を受け、メルケル政権は22年までに原発を段階的に停止し、再生可能エネルギーを拡充する政策へと転換した。メルケル氏は「(脱 原発は)長年原子力の平和利用を支持してきた人間による、政治的な判断だった」と述べ、自らが物理学者として抱いていた原発の安全性に対する考えが揺らいだことを明かした。

総評

出題者から皆様へ

他国である日本で起きた事故を目にしてこのような決断を下したドイツ。
自国で起きた事故の解決処理の目途すらついていないのに再稼働を急ぐ日本。

少し話は逸れますが、かつてドイツの、戦時中の自国の行為についての認識、教育などが日本とまるで異なることを知り、なんと潔い、誇り高い国だろう、と思った覚えがあります。
今回の件でも、同じ思いです。

安倍政権は何を考えているのか。
安倍政権を支持する国民は何を考えているのか。何を考えるべきなのか。

メルケル氏、およびドイツという国の明快な姿勢をきちんと訳し出したい記事だと感じました。
皆様はいかがでしたか。

では、またのご応募をお待ちしております。

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