総評
出題者から皆様へ
登録会員の総数:975名
(上記には、高校生部門の会員数は含まれておりません。)
この企画の登録会員数もいよいよ1,000名に近づいてきました。早ければ今月中に、遅くても8月中には達成しそうです。一昨年の12月が100名前後でしたから1年半で約900名登録者が増えたことになります。その結果のご報告は次回以降に致します。
今回から、シリーズとして「出題者の戯言(たわごと)」を掲載したいと思います。
英語学習やToeflなどの試験情報、あるいは翻訳の仕事など、語学に関わるよもやま話ができたらと考えています。
その第一回目として、「東大・語学エリート育成・・・学部横断コース新設へ」(2012年7月8日)という記事を取り上げます。
この東大の企画は、先頃明らかにされた「秋入試」の新設とその理由を見るとより問題点が明らかになるようです。「秋入試」を大学管理・運営システムの問題とすると、これに対してこの「語学エリート育成」はそのシステムを動かす教育・研究内容の問題となります。要するに、東大は海外からの叡智が集まらないので集めるために入試システムの一部を改革し「秋入試」にする、そして東大生にグローバルに通用する語学力がないため学内で教育するのではなく選抜試験で海外留学させるというもののようです。それでは、東大は何のためにあるのか?東大を目指す日本の語学教育(特に中・高の英語教育)はいったい何なのか?国際基準からすると、東大は何の役にもたたない大学なのでしょうか???