日英翻訳コンテスト

現代ビジネス 2022年1月3日
見出し

「紙の新聞」の時代は終わったー止まらない部数大幅減

本文 新聞の発行部数がピークから四半世紀で2000万部減少した。この10年だけで1500万部も減っており、「紙の新聞」の時代は残念ながら終わったと言っていいだろう。

その理由は購読料だ。新聞の購読料はだいたい月額4000円以上だから、「情報対価」として払うには高い。新聞しか情報が無かった時代ならともかく、インターネットを介して情報が氾濫している現在、わざわざ新聞を購読して情報を取らなくても良いということになる。

総評

出題者から皆様へ

今回の課題から

今回の課題は、新聞のあり方について取り上げています。インターネットによる情報発信が世界的に浸透している現代において、情報媒体としての「紙の新聞」は、どれほどの対価があるのでしょうか。

情報対価の認識
課題でも触れられているように、一般的に新聞の購読料は「情報対価」としては高い、と認識されていますから、購読者が減少するのは当然のことです。
情報が氾濫している現代では、新聞よりも早くそして安価に同じ情報を得ることができますので、付加価値がなければ新聞は単なる印刷物としての価値しかありません。
コロナ禍により、従来の価値観が見直されようとしている現代、各新聞社のみならず放送局各社、映画会社などは、どのような付加価値を、どのような方法で消費者に提供してくれるのか、しっかりと見守りたいと思います。

「翻訳」を改めて考える
前回、「翻訳とは何か」について、考えていただけたと思います。
その答えはひとつではありません。みなさんが翻訳に取り組むさまざまな理由があるように、みなさんにとっての翻訳にはそれぞれの価値観があります。
これからもグローバル化が加速していくなかで、わたしたちはどのようにこれから翻訳に関わっていくべきでしょうか。わたしたちは、自然言語の翻訳をしています。つまり、自然に派生していき、ある程度変化していく言語の翻訳です。だからこそ、翻訳者が必要不可欠なのです。
一般的には、翻訳の概念に「ある言語の文章を他の言語の文章に変換する」、という事が
辞書には説明されています。
>>講評に続きます。

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