日英翻訳コンテスト

現代ビジネス 2019年7月8日(月)
見出し

解剖医が「ミイラになった遺体」から考えた、この国の厳しすぎる現実

本文 運ばれてきたのは40代の男性だ。解剖台に載せられた遺体を見ると、手足は乾燥してミイラ化している。死後2週間ほど経過しているように見える。遺体を見るとやせていて、垢で皮膚が茶色になっている。遺体は腐敗していて、解剖しても死因はわからなかった

男性は勤めていた誰もが知る大手銀行を辞め、家にひきこもるようになってからわずか3年後に亡くなった。

総評

出題者から皆様へ

「引きこもり」とう社会現象がこれほどまでに酷い結果をもたらすとは、
なかなか想像できないかもしれません。

そのような「社会的な事件」がテレビや新聞などで報道されても、
なかなか読まれている文章にまで関心を示す機会というのはありませんよね。

記事には日本語としては当たり前のように、「過去形」と「現在形」が使われていますが、
これを英訳しようとすると、いわゆる「時制の一致」に注意する必要もあります。

英語で表現するのが難解なそのような日本語ですが、みなさんうまく英訳されています。
翻訳には日本語を見直すことで、英語の理解がもっと深まり、同じように日本語の理解が
さらに高まっていく相乗効果があります。

ぜひ、次回も頑張ってください。

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