総評
出題者から皆様へ
祈念すべき第一回目です。出題日前、応募者数については少しばかり不安でしたが何と31名の方々が応募されました。時事問題を日英翻訳するというのは言うまでもなく日常会話の英文化とは大違いです。さらに、応募答案を見てその充実振りにはいやはや感無量といったところです。大きな手応えを得ました。ありがとうございます。
日英翻訳を企画する前に当翻訳事務所のネイティブ担当で「英々翻訳」をするつもりにしていました。しかし、奈良新聞コミュニケーションズからの要望などもあり、日本のより多くの方々が必要とする「日英翻訳」に変更したのです。すると、ネイテブでは日本語を正確に読むことができないことから担当させられず、かといって日本人の英語の先生ではNative Englishからかけ離れたJapanese Englishになるということで添削担当者の決定には少々苦労しました。やはりこのコンテストを質の高いEnglish Writingの学習の場にするためには、当翻訳事務所の翻訳者の中から海外の大学・大学院で学び、あるいは企業で長く海外での駐在生活を経験し、その上海外で一定期間翻訳の実戦経験を持っている「日本人」の翻訳者を選抜する必要がありました。現在、2名をホームページの中で紹介しておりますが、上記の点で最強の翻訳者たちです。今後有料会員の登録者数が伸びれば、それに応じて最強の翻訳者を惜しまず投入するつもりです。
ところで、今回中・高生の部の応募はありませんでしたが、大きな夢を持って21世紀を生き抜こうという情熱的な若者たちの今後の参加を大いに期待します。出題者 斉木