英日翻訳コンテスト

The New York Times Nov. 20, 2024
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Ukraine Fires British Long-Range Missiles Into Russia

本文 Ukraine fired a number of British Storm Shadow cruise missiles into Russia’s Kursk region on Wednesday, a day after firing American long-range missiles into the country, according to Pentagon and Ukrainian officials.

Moscow has said that the use of Western weapons to strike deeper into Russian territory is a major escalation, and for months that stance had kept the United States and Britain from allowing Kyiv to use the American long-range missiles or the Storm Shadows.

But President Biden last week authorized the first use of the American Army Tactical Missile Systems, known as ATACMS, deep inside Russia. American officials say the pivot was in response to Moscow’s surprise decision to bring North Korean troops into the fight. Prime Minister Keir Starmer of Britain quickly followed suit, authorizing Ukraine to use the Storm Shadows, officials said.

総評

出題者から皆様へ

「動詞」の配置による言語構造の根本的な相違:

英語の基本構造である「nexus法則」は、必然的に「付加的構造物」を文構造の後方に配置することになり、反対に日本語のような「動詞」の配置を文構造の後方にすれば、必然的に「付加的構造物」は「動詞」の前方に配置することになります。

要するに、「付加的構造物」の配置は、英語では文構造の後方、そして日本語では前方ということになり、前者を「後置用法(後付方式)」と呼び、後者を「前置用法(先付方式)」と呼んでいます。

この「動詞」の配置の相違によって、英語は言語による科学的証明に適した性質を持ち(付加的構造物は、結論に対する根拠を明らかにする働きがある)、日本語は証明法として使用することが難しい、というよりもほぼ不可能な非科学的言語だということになります。

この違いの非常に重要な点は幾つかあるのですが、そのうちの一つが「思考法」に影響を及ぼすということです。従って、英語を翻訳する場合に、暗記型の「学校文法」ではなく「英文の構造分析法とそれに基づく訳出法(でんしゃ理論)」を強調するのは、「翻訳する場合の思考転換の必要性」を強調していることでもあるということですね。


受講生の皆さん!! よいお年を!!

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