総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は107通でした。以下、応募者の多かった地域名を公表します。奈良県47名様、東京都12名様、京都・福岡5名様、愛知県4名様、北海道・千葉県・神奈川県3名様、そしてアメリカ1名様でした。
応募される方が多くなって、少なかった時の悩みが吹き飛び、今度は逆の悩みが出てくるのは甘えというものなのでしょうか。玉突き式に、身の回りの整理を余儀なくさせられているこの頃の実情ですね。
昨今、翻訳の仕事に関して,初心者やフリーランスの翻訳者からの学習法・翻訳法に関する質問が目立つようになってきました。ビジネスから見てスピーディーな翻訳処理が要求されるのは事実ですが、根本的に「誤訳」であれば、その翻訳は言うまでもなく無価値であり、また有害であり、さらには翻訳者としての大切な信用を失うのですね。従って、誤訳のない、あるいは誤訳の限りなく少ない翻訳とは何か、どうすればそれが可能になるのか?
さて、前回のヘッドラインを少し解説しておきましょう。作品の中に、「ウイグル地区の高まる緊張」を代表例として、このような名詞語句形式の翻訳表現が多くありました。まるで、日本語そのものであって、英語を翻訳したようには見えません。それで良いではないか、と言うことはできないのです。なぜなら、英文を正しく伝えていないからなのです。
それでは次回まで。