総評
出題者から皆様へ
日本人が「接続関係」の処理に弱いのはなぜか?:
これは、今回の「講評コーナー」で詳しく説明したように、どうも応募者のほとんどの答案を見ると、共通して記号を含む「接続関係」の処理ができていないようです。
少しその原因を考えてみましたが、思いついたのは日本人は本能的に日本語の表現法に合わせて英文を「右から左に」向けて訳出しているからではないか?ということです。
英文の基本文型の要素である「主要構造物」について、仮に「右から左に」訳し上げても、原文の文意を大きく左右することはないようですが、この「主要構造物」に続いて「付加的構造物」が来ると、当然のことながらその間に「接続関係」の処理が必要となります。
つまり、「左から右へ」の英文構造を「右から左へ」訳し上げるならば、間違いなくこの主要構造物と付加的構造物の「接続部分」において、「矛盾や歪が生じるのではないか?」と思うのです。
私は学生時代に英字新聞をなぜスムーズに読めないのか、もしや読み方に間違いがあるのではないか?とすれば、欧米人と同じように「左から右へ」読んだら文意をスムーズに読み取ることができるのではないか?という実に単純な発想から、私が現在執筆中の英文読解法であり、翻訳法である「でんしゃ理論(構造論・機能論)」を開発したのです。
翻訳の核心は、日本文化には馴染み難い「科学」であり、決して文学や芸術ではありません。私が開発したこの「でんしゃ理論(構造論・機能論)」は、誰にも理解できる英文の読解法・翻訳法ですから、是非ともマスターしてほしいものです。
--------------------
下記:「音声解説リニューアル」
---------------------
新講座のご案内
□「音声解説付き」講座のリニューアル
⇒ http://tinyurl.com/u25mhykt
聴講生の方々の高評価が力になり、大いに感謝しています。
なお、第35話から公開している「音声解説」(無料)について今後「第52話(12月30
日公開)」から過去データの管理を順次アーカイブ形式に移しますのでご了承くださ
い。
詳細は、下記学園本部へメールでお尋ねください。
----------------------------
(有)斉木学園本部
〒754-0603 山口県美祢市秋芳町別府3684番地
Tel. 0837-64-0222
E-mail:info@saikigakuen.com