総評
出題者から皆様へ
ある程度「でんしゃ理論」の捉え方ができている答案がある:
「でんしゃ理論」は構造論と機能論から構成されているのですが、特に重要な機能論を理解することが理論上の最終目標なのです。
この目標を達成するためには、これまでの学校文法で養ってきた暗記的思考法を完全に捨て去る必要があるわけです。
この暗記的思考法は言うまでもなく「東洋(日本)文化」の背景の中で培われた思考法ですから、そう簡単に払拭することはできません。もし払拭がある程度進んだということになれば、その人の脳の発達において「2つ以上の文化(多文化)」を理解する思考が育っていることを意味します。異文化を理解することは、それほど困難を極めることなので、単なるガンバリズムで乗り越えることはできません。
乗り越える方法の一つは、すでに述べているように「自分の思考を疑うこと」です。世の中に当たり前だといえるものは何一つないということです。特に教科書の記述が絶対だという思い込みは捨て去らねばなりません。なぜなら、学問を宗教と取り違えているからです。教科書は仏典や経典ではありません。教科書は人類史のほんの一面しか捉えていないのです。
もう一つの方法は、英文を左から右へ読み進めて文意が読み取れるかどうかです。つまり、日本語のような「前置用法(先付方式)」の思考で、英語のような「後置用法(後付け方式)」の文章が自然に読むことができるようになれば、脳の中に異文化思考が育ちつつある証明だと思います。
皆さんの謙虚な努力を期待します。
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