総評
出題者から皆様へ
添削後の感想について:
まず、お知らせとお詫びをしておきます。
前回お知らせした拙著「実践から学ぶ~(改訂版)」の刊行が、来年になると述べましたが編集部門の協力で、早ければ来月(11月)になるようです。また、初版本の購入者には改訂版全3巻のうち第1巻を無料配布すると述べましたが、初版本が全7巻と多く、しかも多くの方々が長期にわたって購入されているために購入者の特定が困難であることから、該当ページで示したような対応になってしまいました。誠に申し訳ございません。
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応募者の熱心な答案を見て、頑張っているなとも思いますし心強く思います。ただ一つ述べておきますと、今回の課題文の答案によく表れた現象ですが、実に基本的な「接続関係」の学習が不十分であるということです。
これは、私が提唱する「でんしゃ理論(構造論・機能論)」を生み出したきっかけの問題でもありますし、また日本の教育の中でも目や耳にすることのない問題でもあるのです。しかし、解説ページでも述べておきましたが、この「接続関係」の問題は形態と用法が多岐に別れ、また種類も多くあるのでなかなか整理するのが困難な分野であるのは事実です。
今後とも、辞書や文法書など、あるいは拙著「実践から学ぶ~(改訂版)」を読まれるときには、この「接続関係」に注視してもらいたいのです。
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今回の解説は、次の構造と訳出法についてです。
第1段落:"~ was meant to highlight concrete promises by presidents, prime ministers and corporate executives to wean the global economy from fossil fuels to avoid the worst effects ~"
第4段落: "The contrast between the slow pace of action and the urgency of the problem was underscored by the Swedish climate activist Greta Thunberg, 16, who ~"
講評・解説ページを参照してください。
以上。