総評
出題者から皆様へ
翻訳理論の「でんしゃ理論(構造論・機能論)」について
このでんしゃ理論が出来上がるまでには、拙著「実践から学ぶ翻訳理論」を読まれた方々は少しはそのプロセスが分かるかと思います。
もちろん時間もかかりましたが、また今でもそうなのですが理論の修正を幾度となく繰り返してようやく現在前が見え始めたというところでしょうか。
この「でんしゃ理論」の最大のコンセプトは何か?と言いますと、「英語native感覚で翻訳できる理論=英文の数式化」です。
ご存知のように、どれほどまじめに勉強し高校の英語の成績を上げても、もっと言えばつまるところ日本のどの大学に合格しても、英字新聞も英文雑誌も自由には、もっと正確に言うとまともに読むことすらできない有様なのです!
どこが間違っているのか?と永遠に考え尽くしてたどり着いたのが「鏡理論」だったのです。
自分の容姿がどれほど醜いものであるかを自分自身が知るためには「卑弥呼の鏡(三角縁神獣鏡)」が必要だったのです。その鏡を作ろうとして苦労の挙句にようやくにして作ったのが、何度も言いますが恥ずかしながら「でんしゃ理論(構造論・機能論)」だったのです。
その作り方の基本は、先ほど述べた「英語native感覚で翻訳できる理論」です。
具体的な作り方は、とにかく拙著「実践から学ぶ~」を手にしてもらうしかありませんね。
この著書は現在3巻ですが、最終的には当初の予定の10巻ではなく7巻辺りではないかと察しています。その後、改訂版を含めシンプルな理論を徹底して構築したいと思っていますので、今後を大いにご期待ください。
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今回の解説は、第1段落の", which~"と、"That means (that)~"について取り上げました。
解説ページを参照してください。
次回をお楽しみに。