総評
出題者から皆様へ
学習において大切なこと。
それは「自分を知ること」の過程でもあると思います。
自分というものは生まれた瞬間はいざ知らず、その後の成長の中であらゆる環境からあらゆることを学び、少しずつ自分というものを作り上げていきます。
しかし、それを日本の人間環境の中で捉えてみると、一つの面白い発見があります。
それは子供が一定の学齢期に達すると、いきなりそれまでの自分とそれからの自分が否定されて、言い換えると何の価値もない白紙の人間状態として捉えられ、日本人としての価値観が一冊の教科書を通して、あるいは教師という大人を媒介として何一つ抵抗できずにその一人の子供の白紙の心の中にその価値観が書き込まれていくのです。
哀れ子供よ!哀れ日本人よ!
日本社会は、同じ心の人間を作ることが教育だと無意識に、そして宗教のように自己批判することもなく信じ込んでいるのです。
・・・私にはそのように思えて仕方がないのです。そのような状態の中で、自律した精神構造の人間が創造した思考手段である英語という言語を画として捉え画として理解することが本当にできるのでしょうか?
・・・と考え悩んでしまうのです。私の長年の日本人としての経験からしてこれは実に難しいことではないか?その打開策は何だろうか?と・・・。
皆さんはどう思われるでしょうか?こんな私を・・・。
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今回の解説は、第3段落"it follows~"と、"demonstrate the ability to~"について取り上げました。
解説ページを参照してください。
次回をお楽しみに。