総評
出題者から皆様へ
不況の中にあっても着実にグローバル化は進んでいます。
TPPという関税の問題だけではなく、今日のニュースは早稲田大学の四学期制(現在は前期と後期の二学期制)の導入です。
読んでみると、留学の送り出しと、受け入れをスムーズにするためだそうです。これが教育における国際化ということらしいのですが、反対に欧米諸国は教育の国際化のためにそのようなことをしているのだろうか?もししていないのであれば、要するに日本人の留学というのはこれまでのように「しばらく欧米にでも行って、欧米人の精神文化を身につけて来い!」ということなのでしょう。いつまでたっても欧米の物まねばかりで、実に情けない話しですね。
ところで、「解説」の中で述べた英文の「構造と機能」の問題です。
この問題は翻訳の方法論の根本(「分析ー訳出」のプロセス)に関わる最重要な問題なので、この「翻訳コンテスト」の中でも「解説」の中で取り上げました。しかし、さらに深く詳細に、そして広範にわたって論じるために、昨今「実践から学ぶ英語翻訳法」の執筆にとりかかりました。私は、この「構造と機能」の問題を「でんしゃ理論(Train Theory)」と呼んで、長年研究し開発してきましたが、この度その成果を一挙に公開することにしたのです。
以上。