総評
出題者から皆様へ
新年早々、日英翻訳の総評(第26回)の中で述べましたように、昨今アルジェリア進出の多国籍企業で働く日本人が反政府組織に拉致され大きな被害がでた模様で、政治的にも経済的にも厳しい日本社会の幕開けです。
このように、日本人は海外との関係で例えば中国や北朝鮮などに対する軍事プレッシャーに目を奪われ、結果として平和憲法を失い、TPPを含め庶民の暮らしに直結する経済状況は徐々に崩壊へと進むようです。
まあ、これも選挙による日本人の1つの選択でしたが・・・。
このような状況にあって、英語の高い専門知識は激しく動くグローバリズムに活路を見出す一つの方法だと私は考えています。
1990年頃のバブル絶頂期に、日本の経済力を背景にして「なぜ大学入試に英語が必要なのか?」という意見を東京にある某有名私立大学の教授が新聞紙上で述べていたことを思い出します。
人間は経済なくして生きることはできませんが、かといって経済のみで生きているわけでもありません。その意味で、先ほどの大学教授はサイエンスや哲学などの学者や研究者ではなく、私どもと同じ単なる庶民の一人だったのかもしれませんね。
以上。