総評
出題者から皆様へ
やっぱり「付加的構造物」の処理に弱い日本人:
この問題を含む「接続関係」全体の処理法が、この講座の最重要分野の一つになるとは、当然思ってもいませんでした。間違いなく「主述関係(nexus法則)」の視点が日本の教育の中で抜けているために、この分野の理解が難しいであろうと、この講座開始の当初は思っていたのですが、・・・。
極端に言うと日本語という「主語のない言語」と、欧米語のように主語がなければ言語表現ができない構造の言語との間の「文化的相違」を乗り越えることは、何らかの理論無くしては無理であろうことは当然のことで、実際的にそれに伴う「意識変化というか思考変化というか」が求められているのです。
その「主述関係」を前提として「接続関係」があるのですが、この表現法が日本語と同一の点もあるけれども異なっている点もあり(「前置用法と後置用法」)、とりわけ「後置用法」の英文の処理を「前置用法」の日本語でどのように処理すればいいのか?、そのための理論は何か?が最近のこの講座の主要なテーマになっているのです。
先ほど述べたように、日本の教育史において「主述関係」の捉え方の曖昧さ、そして体系的な「接続関係」の理論的確立がない中で、これをマスターすることは確かに困難でしょうね。
この講座では、私の力の及ぶ限り努力するつもりですが、受講者の方々にも熱心な取り組みを期待したいと思います。
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新講座のご案内
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□「音声解説付き」講座のリニューアル
⇒ http://tinyurl.com/u25mhykt
聴講生の方々の高評価が力になり、大いに感謝しています。
なお、第35話から公開している「音声解説」(無料)について今後「第52話(12月30
日公開)」から過去データの管理を順次アーカイブ形式に移しますのでご了承くださ
い。
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