総評
出題者から皆様へ
思考の転換について:
我々の日本文化とは異なった異文化の言語である英語の翻訳の処理は、英語を日本文化の常識から眺めても理解できないことは言うまでもありません。
仮に火星人がいたとしても、その火星人の言語を理解するためには、火星人の言語表記を火星人の言語の歴史に遡るだけではなく、言語判断を下す我々地球人の言語と比較できることが大前提となるのです(比較言語学)。
ということは、英語を理解するには日本語を知らねばなりませんが、日本人が自らの日本語の実態をどのように理解するかは、当然日本語の何たるかを理解するための他方の異文化の言語を一定程度知らなければ、「判断基準」が生まれません。この判断基準となる異文化の言語を私は「卑弥呼の鏡」と呼んでいるのです。
不完全な理解にすぎない異文化の言語(鏡)であっても、その鏡があれば最低卑弥呼の顔が美しいのか、それとも醜いのかを卑弥呼自らが眺めることができるのです。その意味で、「己を知る」ことが宇宙を理解するための第一歩だと私は思っているのですよ。
我々は日本人として自国の文化的実態を良きにつけ悪しきにつけ「深く科学的に」理解することができないうちは、異文化言語を自分のものにはできないということです。
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今回の解説は、次の通りです。
最後の段落の'It’s going to depend very much, Afton, on what the level of infection in the community is.'です。
解説ページを参照してください。