総評
出題者から皆様へ
時事英語の学習法に思うこと:
近年、様々な社会事情も加わって時事英語の学習者が増加している感を抱いている状況です。
翻訳業の傍ら、長年にわたって時事英語と言わず英語そのものの処理法を多くの受講生に指導してきましたが、やはり英語の学習法の根本に問題があるのではないかという思いがより強くなりました。
要するに、学校での教育法にも関わる重要な問題ですから軽率には言えませんが、どうもこれまでの「暗記詰込み教育法」が災いの源になっていると思われるのです。この点はこの企画の中で度々述べてきましたが、やはり学校での「英単語帳や熟語・構文集」の使用に大きな弊害があると思います。
加えていうなら、生徒に「電子辞書」を使用させることにも問題があります(その理由は非常に重要です。今後機会があれば明らかにします。)。
以上のような旧来の学習法を維持しながら、他方で2024年春から時事英語教育(大学入試)を開始しても、2つの学習法による水と油の環境の中で英語力が伸びるはずがありません。また、教育改革は戦後幾度となく繰り返されてきているけれども、ご覧の通り基本的には何も変わっておりません。
さらなる改革倒れになる前に、以上のことを学校関係者の方々への提言とさせていただきたいと思います。
----------------------------------------
今回の解説は、次の通りです。
第五段落:What is the headline of this story? Based on the headline, what can a reader expect to learn from this article?
解説ページを参照してください。