総評
出題者から皆様へ
英文の読み方について:
前回に引き続いて同じテーマで一言述べたいと思います。
というのは、講評でも述べたのですが「学校文法」に従って単語や語句、あるいは構文をつなげてハイ翻訳しました!といった訳文がやはり非常に多いということです。
このような訳文の特徴は何かというと、ツギハギだらけの訳文で、結果として単語や語句の意味の間違いが生じているのです。
なぜそのような結果になったのかというと、単語の組み合わせを「構造論・機能論」で科学的に理解するのではなく、融通の利かない固定した意味から成る「単語・熟語・構文の丸暗記」を基にして単に当てはめたに過ぎないからです。
このように翻訳の科学的な基本法則を無視すれば、当然いくら努力をしても正しい翻訳にはいきつくことができません。この企画は、上記した「でんしゃ理論(構造論・機能論)」で解説していますので、是非とも真剣に取り組んでもらいたいと思います。
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今回の解説は、次の通りです。
第2段落の"If it does become a law, people in Hong Kong who have been accused of crimes could be sent to other countries to stand trial."の表現法です。
解説ページを参照してください。