総評
出題者から皆様へ
学校文法は英文読解にどれほど有効か?:
率直に述べると、現在手に取ることのできるあらゆる英文法書は役に立たないということです。
その根拠は、科学的な文化的背景の英文構造を「暗記型の出版物」によって征服することはそもそも科学的に不可能だからです(例えて言うと、九九ができても数学はできないのと同じです)。分かり易い文法書があるとすれば、それは、結局暗記し易いが役に立たない文法書ということになります(例えて言うと、その文法書は九九で終わっているということです)。
問題は一部の大学を除いてすべての入試問題が「暗記型」です。そこで、私は独自の文法教材(暗記と科学両用の英文法教材)を編集して、50年以上にわたって指導してきました。
また、長文読解については、生徒の学力に応じた長文問題を教材用に編集して、各生徒の答案を添削した後に必ず生徒に「質問」させて、その質問に沿って英文の「構造分析と訳出法」を詳しく解説するというやり方を継続していました。いうまでもなく、その効果は抜群です。
*年度初めに「質問はないか?」といっても黙っていた生徒たちが、しばらくすると一変するのです。これは毎年のことでした。
この通信講座は、上記のように私が直接指導をしているわけではありませんが、実質的には同じ内容で指導している(教材の提供⇒添削(質問への返答を含む)⇒解説)ので、十分に調べて答案を作成し、分からないところはしっかりと質問をし(日本の学校では残念ながら授業中の質問そのものがありえません)、そして添削と詳しい解説や訳例を見て復習すれば、少しは時間がかかるかもしれませんが、最終的には英語をマスターすることができるのは間違いないことです。
皆さんの粘り強い努力を期待いたします。
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今回の解説は、第3段落の"~ to keep them in their backpacks, turned off "と、第4段落の"Not everyone supports the ban"の表現法です。
解説ページを参照してください。