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TBS NEWS 2024年 9/25(水)
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去年の民間企業の平均給与460万円、男女の格差は4年連続拡大 国税庁

本文 国税庁によると、民間企業で働く人の去年1年間の平均給与は460万円で、3年連続の増加となりました。比較ができる2014年以降、過去最高です。

男女別では、男性が569万円、女性が316万円で、男女の格差は前の年より3万円広がりました。また、職種別では、正社員が530万円、パートやアルバイトなど非正規雇用は202万円でした。一方、平均賞与は前の年より0.3%減って71万円と、3年ぶりの減少となりました。

総評

出題者から皆様へ

まず、平均給与が460万円に達し、3年連続で増加したことは、日本経済の回復と企業の業績改善を示す positive な兆候と言えるでしょう。特に、2014年以降で過去最高を記録したことは、長期的な観点からも賃金上昇傾向が続いていることを示しています。

しかし、この全体的な上昇傾向の中にも、いくつかの懸念点が浮かび上がっています。最も顕著なのは、男女間の賃金格差です。男性の平均給与が569万円であるのに対し、女性は316万円と大きな開きがあり、その差は前年よりさらに3万円広がっています。この傾向は、日本社会における男女平等の課題が依然として残っていることを示唆しています。

また、正社員と非正規雇用の間の給与格差も注目に値します。正社員の平均給与が530万円であるのに対し、パートやアルバイトなどの非正規雇用は202万円と、2倍以上の差があります。この格差は、日本の労働市場における二極化の問題を浮き彫りにしています。

一方で、平均賞与が3年ぶりに減少したことは、企業の業績改善が必ずしも全ての従業員の収入増加に直結していないことを示しています。これは、経済回復の恩恵が均等に分配されていない可能性を示唆しています[6]。

総じて、この統計は日本の労働市場における複雑な現実を反映しています。全体的な賃金上昇傾向は歓迎すべきですが、同時に性別や雇用形態による格差の拡大という課題も浮き彫りになっています。これらの課題に対処し、より公平で包括的な労働市場を実現するためには、政府と企業の継続的な取り組みが必要不可欠であると言えるでしょう。
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