総評
出題者から皆様へ
今回は、一見シンプルに見えて、意外と言葉の使い方が難しく回答者それぞれの個性が出た作品となりました。
翻訳をする際は、翻訳が終わった時点で、今度は日本文を無視して、英文だけで意味が通じるかどうか、確認することが大切です。日本の文化を分からない人が読んで理解できるかも確認ポイントとして意識してみてください。
四字熟語や受験戦争など、単に訳しただけではうまく伝わらない文化背景を翻訳によってどのように伝えることが出来るかどうかは翻訳者の腕にかかってきますので、英語学習だけでなく、日本語や文化における知識も磨き続けていきたいものですね。
逆に、欧米の文化が分からないがために翻訳で失敗するケースもあると思います。
今回、多くの回答者に見られた、不合格者=failureという言葉もその一つで、この言葉は北米では非常に否定的な失礼な言葉とされているので、日常的に使うことは好まれません。
日本で年齢を聞くのはそれほど失礼な話ではありませんが、こちらではタブーとされているように、文化背景による違いは数知れず。
英語力だけでなく、翻訳には様々なスキルが必要とされますね。
次回もぜひ皆様の参加をお待ちしています。