総評
出題者から皆様へ
第158回では、小保方さんと錦織圭さんのニュースを取り上げて、「日本人はこれを「気持ち」(心)で判断し、片付けようとしているけれども、欧米人にとって見ればいずれの問題もその問題の背後には「人間」(一人の自分)が存在しているということになります。
ここにもグローバル化の波が徐々に押し寄せ、いずれは日本人は「あなた自身はどう考えるのか?」という客観的な詰問へ追い込まれることになるでしょう。」と述べました。
・・・このように何事についても日本人は「気持ち(心)」で判断するけれども、異文化の波は「あなた自身の考え」を求めてくるのです。これは我々日本人にとっては深刻な問題ではないでしょうか?
この点から、今回の私の解説を読んで考えてほしいことの一つは、欧米人の言語である英文の構造が「なぜそれほどまでに厳格で科学的なのか?」ということです。ことばは思考の前提にある(存在する)ことと深く関係しているのです。
以上です。