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毎日新聞2017年9月7日
見出し

新潟・柏崎刈羽原発 審査合格へ 新潟は東電信じぬ

本文 東京電力の刈羽(かりわ)原発6、7号機の再稼働に向けて6日、原子力規制委員会の安全審査は合格のめどが立ったものの、新潟県の米山隆一知事は福島第1原発事故の県独自の検証作業が終わるまでは再稼働に応じない方針である。地元の東電不信が根強く、再稼働を容易に受け入れる雰囲気とはほど遠い。

昨年就任した米山知事も泉田(いずみだ)前知事の路線を継承し、再稼働の議論に入る前に、①福島事故の原因、②健康や生活への影響、そして③安全な避難方法の「三つの検証」を県独自に行うとしている。

総評

出題者から皆様へ

安倍首相の「エブリーシング・イズ・アンダー・コントロール」発言に耳を疑ったのは確か5年前。未だに「ナッシング・イズ・アンダー・コントロール」な福島第一です。

私の生きているうちに福島第一の処理は終わらないのだろうと思うと、ことの重大さが身にしみます。ましてや地震の多い地域に原発を抱える新潟の人々にとっては、とても他人事では済まされないことでしょう。

文の組み立てが込み入っていて、単純に英語に置きかえるのは厳しい面もありますが、情報の事実関係を整理し、論理の流れを把握した上で、米山知事率いる新潟県の実情および姿勢を、明確に分かりやすくまとめて訳し上げたいピースです。

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