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2015年6月11日信濃毎日新聞
見出し

安保をただす 文官統制撤廃 軍事路線へまた一歩

本文 安倍晋三政権が軍事強化路線へ、また一歩踏み込んだ。
防衛官僚(背広組)と自衛官(制服組)が対等に防衛大臣を補佐できるようにする改正防衛省設置法が成立した。

これまでは大臣が制服組トップの統合幕僚長や陸海空の幕僚長に指示する場合など、背広組の官房長や局長が「大臣を補佐する」と規定していた。

制服組よりも背広組を優位とする「文官統制」である。軍部の暴走を許した先の戦争への反省から設けられた。政治が軍事に優越する「文民統制」の一翼を担ってきた歴史がある。

総評

出題者から皆様へ

じわりじわりと政治が傾いていくのを肌で感じている中、ついに、気に入らないマスコミはぶっつぶせ、と言った発言まで出てきた与党サイド。

以前ニュース番組の街頭インタビューで、高齢の女性が「いつか来た道を再び歩んでいるのではないか」との心配を述べ、高齢の男性は「なにやら戦前の空気を感じる」と懸念を示していた。

先の戦争の反省から、日本の「文民統制」を支えるために設置された「文官統制」。
それがなくなってしまった。

その危機感を原文に寄り添って訳出したい文章です。

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