日英翻訳コンテスト

11月23日付・読売社説
見出し

オウム裁判終結 事件教訓に教団監視を怠るな

本文 16年余りに及んだオウム真理教を巡る刑事裁判が終結を迎えた。

 最高裁は、1995年の地下鉄サリン事件などに関わり、1、2審で死刑判決を受けた教団元幹部、遠藤誠一被告の上告を棄却する判決を言い渡した。これですべての被告の判決が確定する。

 判決は遠藤被告の犯行について、「法治国家に対する挑戦」「反社会的で、人命軽視も甚だしい」と指弾した。オウム事件すべてに同じことが言えよう。

総評

出題者から皆様へ

英日翻訳よりも日英翻訳の方が、文化のギャップをより強く感じることになると思います。もしそうでなければ、その英訳はジャパニーズイングリッシュになっているわけで、ネイティブに通じる通じないは別として、本物の英文ではないのです。ですから、日英翻訳の学習の一つは、そのギャップの理解度によって出来不出来が決定されるのです。地味な努力が必要になるわけですね。

しかし、その努力を日本の教育の中で求められているわけではありません。それが現在のように世界に取り残される日本社会の原因の一つでもあるのです。

来年から始める新企画の一つに、「高校生部門」の独立があります。この企画のコンセプトも大学受験に有利になると言うだけのものではなく、文化の違いの理解と自らの自律に役立ててもらいたいからです。

来年は皆さんの大きな飛躍の年になることを願っています。

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