英日翻訳コンテスト

The New York Times Feb. 15, 2013
見出し

Size of Blast and Number of Injuries Are Seen as Rare for a Rock From Space

本文 The meteor that exploded over Russia on Friday set off the largest explosion of its kind in more than a century, at least according to Western scientists. And even more unusual for a meteor, it caused numerous injuries, mostly from flying glass, as the shock wave violently jolted the city of Chelyabinsk.

It hit on the same day that astronomers were watching another larger rock miss Earth by just 17,200 miles, and experts scrambled to understand the two rare cosmic events.

Some initially speculated that Earth was passing through a swarm of asteroids, but the Russian meteor came from the other direction. “There is no relation there,” said Paul Chodas, a scientist with NASA’s Near Earth Object Program. “It seems like we’re in a cosmic shooting gallery here. There were two very rare events happening on the same day. Pure coincidence.”

総評

出題者から皆様へ

最近、応募答案の添削に随分時間が掛かるようになりました。

その理由は、やはり熱心な答案が増えてきたことによるものと思われます。
勿論、それはとても結構なことなのですが、ここで一つアドバイスすると「取り組む視点」を「単なる英文読解から実践に役立つ英語力」に切り替えてほしいのです。これは非常に困難なことなのですが、答案を見ると辞書や単語帳の暗記知識をちりばめたような答案が目立つのです。これでは進歩はありません。もっと、参考書や文法書を参照して論理的な答案を作成してほしいのです。

現代では何の学習もそうなのですが、「覚える学習ではなく考える学習」であって、かつての「学ぶよりも慣れろ」とか「その人の独自性は先人の真似から始まる」といった時代ではないのです。

過去の知識はとても大切です。しかし、時代は常に変化し発展しているために過去の知識をいくらたくさん覚えていても、場合によっては今の知識が次の瞬間に役立たないことは当たり前のことなのです。

未だに大学入試に向けた受験の世界では、不思議なことですが暗記学習を基準にした「偏差値」が生きていますが、これはやがて「グローバル基準」に統一されることになるでしょう。

この問題は、昨今のニュースからお気づきのように、大学入試の受験資格として欧米のように近々「トーフル(toefl)試験」を取り入れるようです。これが本当であればというよりも本当だと思いますが、日本の英語教育の現場をひっくり返すほどの大問題(例の法科大学院問題よりももっと深刻)です。今後「翻訳コンテストのブログ」の中で、何がどのように問題となるのか、その対策は何かについて取り上げてみようと思います。

勿論、私の英語は一貫して「グローバル基準」で指導しています。ローカルなジャパニーズ・イングリッシュではありませんので安心して学習に励んで下さい。

以上。

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